枝豆餃子が食べたい

天は我に二物を与えたもうたがイチモツを与えず

会社で披露できる趣味

小学生から社会人に至るまで、新しいコミュニティに入る際にはいつもやらされる「自己紹介」って地味に面倒じゃない?重要性が高い割に受験ほど準備できないし。

一番ダルいのは、出身地やどんな性格かでお茶を濁した後にやってくる趣味欄。あれみんな何書いてる?もはや書いてない?

私はパッと思いつくの読書くらいしかないんだけど、読書趣味ですって言う人意外と多いし、好きな作家の話はどこまで話せばいいのかわからないから困惑してる。福永武彦の美文に興奮したのでフランス語を勉強したいと思っているとか初対面の人に言われたら大体の人間がバグるのは四半世紀生きていない私ですらわかる。

大学生くらいまでは自己紹介は有耶無耶にして、あとの社交で取り返すことができた(と、信じてるんだけど違ったらone of 友人の誰か教えて)。でも会社に入って社会の歯車やって気がついたんだけど第一印象のウェイトが重い、そのため自己紹介のウェイトがかなり重い。そして自己紹介の価値は趣味で決まる。だって差別化できそうなのそこくらいじゃない?

この状況にうだうだ文句を言ってもいいと思うのだけれど、会社ってほら、お金稼ぐところだし、自分への評価がもらえるMoney💰に直結しちゃうところだからさ。私はお金好きなので自己紹介の価値を上げるため、新しい趣味を発見しようと決意した。

 

まず、以下の3つ視点から探すことに決めた

①堂々と言える趣味か

これ大事。当方読書以外はニコニコ動画の音MAD見たり、Twitterでスレミオ最高!クロ真矢至高!って叫んでるオタクの悲鳴を読んでゲラゲラしたり、真面目に勉強している感じの人生である。でもニコニコのMAD見てますとか非オタクに言っても理解されない/不審がられるし、統計の勉強をしてますだともう話しかけちゃダメじゃんこの新卒みたいにソーシャルディスタンスも驚きの距離の取られ方しそうじゃないか?

自分とは違うタイプの人でも理解できるような趣味が欲しいと思った。

ちなみに私はレズアニメ見てます!!!と会社で堂々と言えてしまう無差別テロリストなのであまり自分の羞恥心はここに関与していない。たぶん羞恥心はあった方が良い。

②コミュニティとの相性

大学時代、1回気の迷いでスカッシュサークルに入ったのだが人が合わなすぎて半年も経たずに辞めた。スカッシュは楽しかった。

逆に、ヒプマイは最初ハマりきれなかったけど周りの友人がみんな親切に教えてくれたり、新しくオタクになった友人に誘われたりしたので、離れた時期もあったが今でもコンテンツを追いかけられている。

③参入障壁の低さ

自己紹介を目立つ感じにして、顔を覚えてもらいあわよくば早めに出世してやろうみたいな打算of打算の魂胆で始める趣味に、そんなに多額の投資はできないよね。

複数の友達に誘われたからダイビングしようって10000000回くらい決意してるんだけど、まずお金を貯めるのが難しい、スオープンウォーターのライセンスをとるのに結構時間を取られるので予定を事前に埋めづらい、水着着替えるのめんどくさい(これでよく水泳続けられたよな)など私の決意をへし折る障壁がドミノの如くあるので全く手をつけられていない。

 

この3点を考慮した趣味に思いを馳せた時に、付き合い長い友人(仮にNとする)にマリアージュ・フレールやTea Pond、中国茶のお店に連れて行ってもらっており、「おもしれーな、茶!」と言う楽しい気分を味わっていたこと、自分でも中国茶のお店を覗いてみて雰囲気がいいなーとか接客がいいなーと感じられたこと、Twitterのお茶オタクさんたちがほのぼのとして素敵だなーと思っていたことが脳をよぎった。

 

紅茶と中国茶は趣味として良いのではないか?と気がついてしまった。黒豆茶ごぼう茶、とうもろこしのヒゲ茶とか色んなお茶をわざわざ買って飲むのがそれなりに好きだし。

 

そこで人前に晒せる趣味として茶を選んだ。友人Nは紅茶が主戦場だったので、私は少しずらして中国茶にも手を広げることにした。全く同じことやるんじゃお互い楽しくないしね。

 

2022年、私のオタク原点であるガンダムSEEDが20周年を迎えてしまったし、水星の魔女1期が意外と面白かったので趣味にガンプラ作成を加えてしまったのは画竜点睛といったところであろうか。